円錐角膜ってなかなか気づけないものらしい。

円錐角膜は、発症原因が正確には究明されていない事から遺伝要因や環境要因などの複数の要因が原因で発症すると考えられている目の疾患であり、中学生~高校生の若い世代の患者が多いのが特徴です。この疾患は、発症と共に角膜が突出する部分と薄くなってしまう事により、近視や乱視などの症状を自覚する様になります。

この疾患は、片方だけで無く両眼同時に発症する事が多く左右非対称の症状を発症する目の疾患ですが、痛覚などの自覚症状が全く無い事から発症に気付かず放置される事が多く、角膜の突出がかなり進みコンタクトレンズの違和感や痛みで発症に気付く患者が大半を占めている疾患です。

治療は、発症原因やメカニズムが解明されていない事もあり角膜移植以外に完治させる治療法は無く、一般的には角膜の突出の抑制を目的とした治療が行われています。現在では、リボフラビンと呼ばれるビタミンB2を点眼しながら紫外線Aを照射する事で角膜の強度を向上させて病状の進行の抑制及び停止させる医薬効果が期待出来る角膜クロスリンキングと呼ばれる治療法が行われています。クロスリンキングは、施術する事により視力の回復を見込めないものの、眼鏡やコンタクトレンズによる視力矯正が可能となります。